16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんは幼いころから環境問題に興味を持ち、15歳で温暖化対策を求める抗議活動として毎週金曜日に学校の授業をボイコットしスウェーデン議会の前で座り込むストライキを始め、その活動は世界に飛び火し彼女は世界中のメディアから注目を集めることとなりました。

いくつか受賞歴もあり、ノーベル平和賞にも推薦されているそうです。

飛行機を使わず、イギリスのプリマスからアメリカのニューヨークまで15日間かけてヨットで移動するなど、その行動も注目を集めています。

特に最近の国連「気候変動サミット」では居並ぶ大人を相手に強い言葉で怒りのスピーチをしたことで更に注目を集めました。

ここまでは彼女の活動家としての概略ですが、皆さんは彼女の言動をどう思いますか？正直言うと、私は「ああ、若いんだな」としか思えませんでした。理想論と正論を語ることは簡単です。特に若いうちは正義は1つだと考えに固執し邁進しがちです。でも、CO2削減の問題はそんなに簡単な話ではありません。

彼女自身がスウェーデンでCO2を沢山排出する便利な文明の恩恵を受けて生きているはずです。インターネットをするのもスマートフォンを作るものエネルギーが必要です。便利な生活を享受しながら、便利な生活を提供する人々を非難する矛盾を感じます。

本気でCO2削減を訴えたいならば自らは産業革命以前の生活をしなければ筋が通らないでしょう。スウェーデンという先進国で文明の恩恵を受けて育った彼女が、発展途上国で暮らす貧しい人々に「これからは地球環境ために我慢して」というのはおかしくないですか？ヨットで15日かけて移動などパフォーマンスとしか思えません。

彼女は対案を出すべきだと思います。CO2排出をしなくなった世界でどう経済活動を成り立たせるのか・・・その青写真を描き現実的な話をしない限り机上の空論を喚く子供だとしか思えません。