今年のGWは10連休で世の中浮かれているようですが、私は気が重くて仕方がありません。

夫の実家は地方の農家なので、毎年GWは田植えを手伝いに行きます。
別に農作業は全然嫌ではないんです。大自然の中で身体を動かすのはとても気持ちの良いことです。

ただ、地方独特の男尊女卑や家制度が未だに根強く残る地方なので、東京育ちの私には受け入れがたいことばかりです。
食卓を囲む際にも、家長を先頭に、座る順番が決まっていて、女性陣は隅の方に固まって座ります。
女は台所にいつでも立てるように、ということみたいです。

親族が集まると宴会ばかりなのですが、女性たちはずっと台所に立ちっぱなしで宴会用のおつまみ準備したりお酒の準備したりです。
顔もよく分からない親戚の男性に「おーい、ビールの銘柄違うぞ。オレはこんなの飲まないって」と怒られ
義母からは「悪いけど、〜〜ってビール急いで買ってきて」と当然のように使いっ走りに出されます。

ぐでんぐでんに酔っ払った男性陣にお酌して回って（というか回らされて）酔っ払った男性陣に
「子供はまだできないの？早く男の子を産んで安心させなきゃ」
っと子供ができない私をからかい、挙げ句の果には子供が家を存続させる道具みたいな言い方。

子供ができないのは私だけのせいじゃないわ！って怒鳴りたい気持ちを抑えて作り笑顔でお酌して回ってると情けなくて泣けてきます。
それに、子供は性別に関係なく「〜〜家」の人間ではなくて個人として自分の人生を生きて欲しいです。

夫はどうしてるのかっていうと、宴会で酔っ払って寝てます。自宅に帰ってから夫に文句を言っても
「まあ、今更価値観は変えられないし、上手くやってよ。別に悪い人たちじゃないんだよ。地域ぐるみで家族みたいな感覚で暮らしてるから」と言うだけです。何の役にも立ちません。

義実家の問題なのか、地方の問題なのか分かりませんが、平成が終わり令和が始まろうって時にこんな江戸時代みたいな考え方の義実家に帰省するのは本当に気が重いです。